葛飾(かつしか)は、東京都葛飾区、千葉県市川市、埼玉県北葛飾郡などの江戸川の流域を言います。
葛飾(かつしか)に関係する歌は、ほとんどが真間(まま:今の千葉県市川市真間)に関係する歌です。特に、真間の手児奈(てこな)と呼ばれる女性に関する歌が目立ちますね。
真間には、手児奈(てこな)という美しいことで評判の女性が居たそうです。その美しさのため、いろいろな男性から言い寄られたので、困り果てた末に海に身を投げて亡くなったとのことです。この話をもとに、山部赤人と高橋虫麻呂が歌を詠んでいます。
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手児奈(てこな)は、「真間の井(い)」という泉で水を汲んでいたそうですが、この手児奈堂(てこなどう)のすぐ北にある亀井院のなかに、「真間の井(い)」という井戸が伝えられ、保存されています。
いにしへにありけむ人の倭文幡の帯解き交へて.......(長歌)
我れも見つ人にも告げむ勝鹿の真間の手児名が奥つ城ところ
葛飾の真間の入江にうち靡く玉藻刈りけむ手児名し思ほゆ
鶏が鳴く東の国に古へにありけることと今までに.......(長歌)
勝鹿の真間の井見れば立ち平し水汲ましけむ手児名し思ほゆ
葛飾の真間の浦廻を漕ぐ船の船人騒く波立つらしも
葛飾の真間の手児名をまことかも我れに寄すとふ真間の手児名を